中・東欧、CIS諸国、ロシアに特化した情報誌

2012/3/14

総合・マクロ

独ヘンケル、11年の中東欧売上高4%増

この記事の要約

ドイツ化学大手ヘンケルの中東欧事業を統括するヘンケル・セントラル・イースタン・ヨーロッパ(ヘンケルCEE)は8日、2011年通期の売上高が前期比4.4%増の28億ユーロに拡大したと発表した。\ 国別で売上高に占める比率が […]

ドイツ化学大手ヘンケルの中東欧事業を統括するヘンケル・セントラル・イースタン・ヨーロッパ(ヘンケルCEE)は8日、2011年通期の売上高が前期比4.4%増の28億ユーロに拡大したと発表した。

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国別で売上高に占める比率が最も大きかったのはロシアの34%。ポーランドが12%、オーストリアが7.7%で続く。現地通貨建てで最も伸びが大きかったのはウクライナで12.5%拡大した。2位はロシアの11%、3位はセルビアの8%だった。

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ヘンケルCEEは中東欧の洗剤市場で2位、接着剤市場とヘアケア市場ではトップの座を誇る。昨年は多くの国で市場シェアを拡大したが、今後の不安要因として、◇依然として競争が激しい◇資源価格の高騰◇欧州債務危機――を挙げている。

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同社は33カ国で事業を展開し、9,000人を雇用する。

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