ドイツ化学大手ヘンケルの中東欧事業を統括するヘンケル・セントラル・イースタン・ヨーロッパ(ヘンケルCEE)は8日、2011年通期の売上高が前期比4.4%増の28億ユーロに拡大したと発表した。
\国別で売上高に占める比率が最も大きかったのはロシアの34%。ポーランドが12%、オーストリアが7.7%で続く。現地通貨建てで最も伸びが大きかったのはウクライナで12.5%拡大した。2位はロシアの11%、3位はセルビアの8%だった。
\ヘンケルCEEは中東欧の洗剤市場で2位、接着剤市場とヘアケア市場ではトップの座を誇る。昨年は多くの国で市場シェアを拡大したが、今後の不安要因として、◇依然として競争が激しい◇資源価格の高騰◇欧州債務危機――を挙げている。
\同社は33カ国で事業を展開し、9,000人を雇用する。
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