中・東欧、CIS諸国、ロシアに特化した情報誌

2012/4/4

総合・マクロ

独ホームセンター大手、中東欧から撤退か

この記事の要約

ドイツのホームセンター大手プラクティカの大株主であるイザベラ・デクラスニー氏が、同社中東欧事業の売却を求めている。巨額の赤字にあえぐ同社の再建が目的。同時に1億2,000万ユーロの転換社債を発行し、再編費用を調達する方針 […]

ドイツのホームセンター大手プラクティカの大株主であるイザベラ・デクラスニー氏が、同社中東欧事業の売却を求めている。巨額の赤字にあえぐ同社の再建が目的。同時に1億2,000万ユーロの転換社債を発行し、再編費用を調達する方針という。同氏は株主総会で株主の承認を取り付けたい意向だ。

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デクラスニー氏は中東欧事業を売却することで5,000万~7,000万ユーロの調達を見込む。また、新株発行による増資については、現在の株価を考慮すると「あまり意味がない」とコメントした。

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プラクティカは2011年通期の特別損益計上前の営業損失(EBITA)が6,160万ユーロ、最終損失は5億5,470万ユーロに膨らんだ。前期の最終損失は3,360万ユーロだった。

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デクラスニー氏はオーストリアのプライベートバンクであるゼンパー・コンスタンティアと共同でプラクティカ株の15%を保有する。

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