米製紙大手インターナショナル・ペーパーはこのほど、米投資・資産運用会社グリーンウッド・リソーシズ(GWR)とポーランド北部のポモージェ地方に欧州最大規模のバイオマスプランテーション(バイオマスエネルギー向けの樹木農園)を設置することで合意したと発表した。
\合意によると、GWRのポーランド子会社が現地の農家から借り上げた用地で成長の早いポプラを栽培。インターナショナル・ペーパーの製紙工場に供給するほか、バイオマス資源として活用する。ポーランドのコロレッチ環境相はこのプロジェクトについて、「欧州連合(EU)の再生可能エネルギー導入目標の達成の実現に貢献するものだ」と歓迎するコメントを発表した。
\ポーランドでは環境法によって森林の伐採が厳しく制限されているため、バイオマス燃料源の調達が難しく、持続可能な新しい燃料源の確保が課題となっている。
\