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2012/4/25

ポーランド

ポーランドKGHM、電力大手タウロン買収を検討

この記事の要約

ポーランド精銅大手のKGHMが、同国2位の電力会社であるタウロンの買収を検討している。KGHMのヘルベルト・ビュルト社長がビジネスポータルサイト『biznes.pl』に明らかにした。\ KGHMは現在、タウロンの株式の1 […]

ポーランド精銅大手のKGHMが、同国2位の電力会社であるタウロンの買収を検討している。KGHMのヘルベルト・ビュルト社長がビジネスポータルサイト『biznes.pl』に明らかにした。

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KGHMは現在、タウロンの株式の11%を保有し、2番目の大株主となっている。筆頭株主はポーランド財務省。

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ビュルト社長は、「高い電力コストに対応するため電力源を多様化することを考えている。その意味でタウロンは興味深いアセット(資産)だ」と説明している。

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これを受け、ヤン・ブリー財務副大臣は報道陣に、「我が国のエネルギー政策は変わらない。今後も政府がタウロンを運営する」と述べ、KGHMによるタウロンの買収はあり得ないとの認識を示した。

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KGHMとタウロンはともに国営企業。

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