中・東欧、CIS諸国、ロシアに特化した情報誌

2012/4/25

チェコ・スロバキア

チェコが石油製品に新税導入、戦略備蓄拡大で

この記事の要約

チェコ産業貿易省はこのほど、石油と石油製品に対する新たな課税制度に関する法案を内閣に提出した。欧州連合(EU)の方針に従い石油の戦略備蓄を現行の90日から120日に引き上げるための方策の一環。現地ビジネス紙『E15』が1 […]

チェコ産業貿易省はこのほど、石油と石油製品に対する新たな課税制度に関する法案を内閣に提出した。欧州連合(EU)の方針に従い石油の戦略備蓄を現行の90日から120日に引き上げるための方策の一環。現地ビジネス紙『E15』が17日報じた。

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産業貿易省のPatak報道官は『E15』の取材に対し、税額は1,000リットル当たり140コルナとなる見通しだと語った。チェコは国内で消費する石油の大半をロシアからの輸入に依存しているが、ロスネフチやルクオイルなどロシアの大手石油会社は、供給先の多様化を理由にチェコへの石油供給を大幅に削減。このため政府は石油の安定供給を確保するため、戦略備蓄の拡大に乗り出している。

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