クライスラー、ペプシなど米国の大手企業が、トルコへの投資を計画している。トルコのチャーラヤン経済相が18日、訪問先の米テキサス州ヒューストンで明らかにした。
\ヒューストンでトルコ商務官事務所の開所式に出席した同経済相によると、政府が先ごろ発表した投資優遇措置を受けて、飲料大手ペプシがトルコを中東・北アフリカ地域の物流ハブに育てるため、投資額を当初計画の8億米ドルから50億ドルに増やすことを決定。日用品大手キンバリー・クラークも物流拠点の設立を計画している。このほか化学大手スリーエムはイスタンブールに工場を建設、電機大手ゼネラル・エレクトリックはトルコが計画している鉄道網整備計画の一環として、貨車とエンジンの生産プロジェクトに参加する意向を示している。
\チャーラヤン経済相はまた、ニューヨークで自動車大手クライスラーとカナダの通信機器大手リサーチ・イン・モーション(RIM)の経営陣とそれぞれ会談したことを明らかにした。クライスラーは投資優遇策を活用してトルコに進出に意欲を見せた。また、RIMは、トルコ政府が進める教育のハイテク化プロジェクト「FATiH」への参加に関心を見せたという。
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