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2012/7/11

ロシア

ガスプロムバンク、スイスフラン建て債計画

この記事の要約

ロシアのガス大手ガスプロムの金融子会社ガスプロムバンクが、スイスフラン建て債の起債を計画している。現地通信社『プライム』が銀行筋の情報として伝えたところによると、利回りは3.375%で、起債総額は最低でも1億5,000万 […]

ロシアのガス大手ガスプロムの金融子会社ガスプロムバンクが、スイスフラン建て債の起債を計画している。現地通信社『プライム』が銀行筋の情報として伝えたところによると、利回りは3.375%で、起債総額は最低でも1億5,000万フランに上るという。

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ガスプロムバンクのスイスフラン建て債発行は、昨年末の額面総額4億2,000万スイスフラン以来、約7カ月ぶりとなる。今回の起債の幹事銀行はBNPパリバ、クレディスイス、UBS、ガスプロムバンクのスイス子会社で、投資家の反応や資本市場の動向を見ながら、最終的な起債規模を決めるという。

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同社は今年に入り、米ドル建ての資金調達も活発だ。4月下旬に償還期限7年で利回り7.25%の社債を起債したのに続き、5月初めには償還期間5年、利回り5.625%で、LPN(ローンを証券化した証券)を発行。発行額はそれぞれ5億米ドルに上った。また、6月には利回り3.75%のユーロCP(短期無担保有価証券)を発行し、4億米ドルを調達した。

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(1CHF=81.1JPY)

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