チェコの自転車販売大手オルプランが、中国製自転車をマレーシア製と偽って輸入していたことが、欧州不正対策局(OLAF)の調査で分かった。同社は中国製品に対して通常より高い関税税率が課されているため、これを回避しようと不正申告していた。
\欧州連合(EU)は1993年以降、中国製の自転車の価格ダンピングを防止するため、48.5%という高い関税率を課している。チェコのネットメディアによると、OLAFによる追徴税支払い命令に対し、オルプランは不十分な調査に基づく命令だとしてチェコ最高行政裁判所に異議を申し立てたが、却下された。これまでの中国製品の輸入額は約900万ユーロ相当とされ、追徴税額は86万コルナに上ると見られる。(1CZK=3.88JPY)
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