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2012/8/8

ルーマニア・ブルガリア・その他南東欧・トルコ

大塚製薬、トルコの製薬会社と提携交渉

この記事の要約

大塚製薬とトルコの製薬会社アブディ・イブラヒム(Abdi Ibrahim)の提携交渉が大詰めを迎えているもようだ。トルコ投資促進機関が7月31日明らかにしたもので、提携にはトルコにおける生産も含まれているという。\ アブ […]

大塚製薬とトルコの製薬会社アブディ・イブラヒム(Abdi Ibrahim)の提携交渉が大詰めを迎えているもようだ。トルコ投資促進機関が7月31日明らかにしたもので、提携にはトルコにおける生産も含まれているという。

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アブディ・イブラヒムのNezih Barut最高経営責任者(CEO)によると、同社にとって国外企業との提携は初めてとなる。また、提携交渉はほぼ完了していると述べた上で、提携事業は大塚製薬ブランドでの生産と販売の両方が含まれる、と説明した。

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トルコ投資促進機関によると、同国の製薬市場では、提携や買収が増えている。同国市場の大きな成長を見込んだ動きで、特にジェネリック薬(後発医薬品)分野で著しい成長が見込まれているという。

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■ゼンティバ、トルコをジェネリック薬の生産基盤に

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仏サノフィ傘下のチェコ製薬大手のゼンティバはこのほど、トルコのリュレブルガズ工場をジェネリック薬の生産基盤とする計画を発表した。国外工場のジェネリック薬生産の大部分をリュレブルガズ工場に移管し、同工場から世界に輸出することを計画している。

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ゼンティバのジェローム・シルベストレ上級副社長はジェネリック薬市場の今後の動向について、多くの医薬品の特許が切れる2013年が節目となる、との見解を示している。

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ゼンティバは2007年にトルコの製薬メーカー、エジザージュバシュからジェネリック薬事業を買収した。その後、リュレブルガズ工場をサノフィグループでも最大規模の研究開発(R&D)拠点へと発展させた。

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