2012/9/19

ロシア

ガスプロム、サハリンプロジェクトに430億ルーブル

この記事の要約

ガスプロムのミレル最高経営責任者(CEO)とサハリンのホロシャヴィン州知事は13日、共同で推進するサハリン・ガス普及プロジェクトについて会合を持ち、到達状況を確認した。このなかでガスプロムは「サハリン3」を含めて、今年、 […]

ガスプロムのミレル最高経営責任者(CEO)とサハリンのホロシャヴィン州知事は13日、共同で推進するサハリン・ガス普及プロジェクトについて会合を持ち、到達状況を確認した。このなかでガスプロムは「サハリン3」を含めて、今年、430億ルーブルをサハリンプロジェクトに支出することを確認した。

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サハリンはガスプロムの極東投資計画でも重要な位置を占める。2008~11年の設備投資額は950億ルーブルを超えたとされる。

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具体的には、◇サハリン-ハバロフスク-ウラジオストク送ガスシステム(GTS)の一部◇メイン圧縮ステーション◇ダルネエ配ガスステーション(GDS)--などの整備が実行に移された。「サハリン3」プロジェクトの一環として、キリンスコエ鉱区の予備開発もスタートした。

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今年は陸上処理施設(OPF)の建設、生産井掘削に着手したほか、引き続きキリンスコエ鉱区の予備開発を実施している。また、OPFとメイン圧縮ステーションを結ぶパイプラインも完成した。

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サハリン地方におけるプロジェクトでは、同地方におけるガス利用の推進が重点となった。2008~11年にガスプロムは16億ルーブルを投じ、サハリンへのガス供給および同地でのガス利用に向けた総合計画を策定したほか、ノヴォ・アレクサンドロフスクとユジノ・サハリンスク第一熱伝併給発電所(CHPP I)へのパイプラインを敷設した。

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今年は7億ルーブルをガス供給ネットワークの整備に支出する。◇ノグリキ配ガスステーション◇同配ガスステーション-ノグリキ熱伝併給発電所-ニシュを結ぶパイプライン◇ノヴォ・アレクサンドロフスク-クリューチ-サナトルノエを結ぶパイプライン--での工事が進行中で、来年には稼動する予定だ。

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ティモフスキー郡におけるガス化施設建設でも準備作業が進められている。

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サハリン州との提携では自動車用燃料としてのガス利用拡大も図る方向で、自動車及び農業機械の改造プログラムを策定している。(1RUB=2.57JPY)

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