2012/9/19

ロシア

モスクワ市とロシア国鉄が連携、市内軌道交通インフラ刷新で

この記事の要約

モスクワ市の市内交通インフラ刷新を目指し、ソビャーニン市長とロシア国鉄(RZD)のヤクーニン総裁が共同プロジェクトについて議論を進めている。モスクワ鉄道が明らかにしたところによると、小環状道路(スモールリング)を市内軌道 […]

モスクワ市の市内交通インフラ刷新を目指し、ソビャーニン市長とロシア国鉄(RZD)のヤクーニン総裁が共同プロジェクトについて議論を進めている。モスクワ鉄道が明らかにしたところによると、小環状道路(スモールリング)を市内軌道交通手段として再建し開発するプロジェクトが非常に有望視されている。

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専門家チームを発足させてインフラ設備を設計すると同時に、路面交通網開発プログラムや他の都市開発プログラムとの調整を図る。スモールリングには二つの軌道を敷き、30カ所に路上停留所30を設置する。1日あたり100車両の運行を計画しているという。

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新たな軌道インフラが整備されると、市内350の停留所でサービスを利用できるようになり、市民交通の大幅な軽減につながる。また、国内最大の鉄道交通ハブとして利用者が多いモスクワ駅と他の交通網との連携も容易になるなど様々な利点がある。

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旅客処理能力が限界に達しているモスクワ近郊交通網の整備も重要な課題だ。輸送能力の向上を図るため、近郊の主要都市への新路線の開設や、駅施設の刷新、複数の交通手段の接合ターミナルの整備などが必要としている。

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