日立製作所は24日、欧州子会社の日立パワー・ヨーロッパ(HPE)及びポーランドの建設会社ポリメックス・モストスタルと共同で、ポーランド国営電力のエネア・ヴィトバルザニエから石炭火力発電設備の建設を受注したと発表した。契約規模は62億8,000万ズロチ(15億4,000万ユーロ)。ポリメックスがこのうち43%を受け取る。年内に着工し2017年後半の稼動を目指す。
\ワルシャワの南南東70キロに位置するコジェニツェ火力発電所に、出力1,075メガワット、発電効率45.6%の第11号機を設置する。これにより、同発電所の発電能力は33%向上し4,000メガワットに達する。日立がタービン及び発電機を、HPEがボイラー設備及び環境装置を、バブコック日立が脱硫設備を納入する。
\ポーランドでは石炭火力発電所の多くが更新期を迎えている。日立では今後も受注に向けて積極的に活動する方針だ。
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