2012/10/4

ルーマニア・ブルガリア・その他南東欧・トルコ

中国のレネソーラー、ルーマニア太陽発電市場に進出

この記事の要約

中国のソーラーパネルメーカー、浙江イク輝陽光能源(レネソーラー)はこのほど、子会社のレネソーラー・ニューエナジーを通じ、ルーマニアで太陽発電プロジェクトを推進するルカス・エストを完全買収した。\ ルカス・エストは中南部の […]

中国のソーラーパネルメーカー、浙江イク輝陽光能源(レネソーラー)はこのほど、子会社のレネソーラー・ニューエナジーを通じ、ルーマニアで太陽発電プロジェクトを推進するルカス・エストを完全買収した。

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ルカス・エストは中南部のプラホヴァ県で、ドゥンブラヴァ太陽光発電パークを整備中だ。同パークの敷地面積は14ヘクタール、出力は6メガワットに上る。レネソーラーは1,500万ユーロを追加投資してプロジェクトを完了する。

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買収業務を担当したヴォルフ・タイス法律事務所によると、高レベルの政府助成に加え、日射量が多いことがルーマニア投資の決め手となった。レネソーラーではルーマニア事業を拡大する方針で、現在、プロジェクト分析の段階にあるという。

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政府はソーラー発電に対し、消費者に供給されたエネルギー1メガワット当たり、グリーン電力証書6通を交付している。現在の取引額は証書1通当たり最高57ユーロに上る。

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ソーラーパネルの価格低下により、ソーラー発電に対する助成レベルが相対的に高まり、投資回収期間が短縮傾向にある。ただ、グリーン証書の交付数は2014年から削減される見通しで、投資家は早期にプロジェクトを実行に移す方が賢明だ。

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ルーマニアの太陽光発電はまだ発展の初期段階にあり、グリーン証書の交付を受けられる発電能力は8月の時点で合計2メガワットに過ぎない。

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レネソーラーのウエハ年産能力は昨年、約2,000メガワットに上った。

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