ポーランド国営電力ポルスカ・グルパ・エネルゲティチナ(PGE)が国内初の原子力発電所建設に向けて、資金調達を含めた準備を完了したもようだ。現地証券新聞『パルキエト』が報じた。入札手続きは来年3月に開始の予定。
\これまでのところ、PGEは準備交渉に13企業を招いているが、今後、その他の企業も加わる見通しという。候補企業の名前は公表されていないが、東芝傘下のウェスチングハウス、GE日立ニュークリア・エナジー、アレバ、フランス電力公社(EDF)などが取りざたされている。
\ポーランドはロシアへのエネルギー依存を弱めるとともに、二酸化炭素排出を削減する方針に沿い、原発建設を計画している。3,000メガワット級の原子炉2基を設置し、2030年までに発電能力の16%を原子力とする目標だ。原発は2023年に稼働予定で、投資規模は350億~550億ズロチ(8,817億~1兆3,855億円)と推定されている。
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