オーストリアの大手眼鏡メーカーであるミヒャエル・パハライトナー・グループ(MPG)がボヘミア南西部にあるドマジュリツェに物流センターを設置する。オーストリア経済紙『ヴィルトシャフツブラット』の取材に対して明らかにした。投資規模は300万~320万ユーロで、来年5月に稼働する予定だ。
\パハライトナー社長によると、MPGは受注後24時間以内に眼鏡店に商品を届ける体制をとっている。独ニュルンベルグにある物流センターはグループ企業が対象だが、ドマジュリツェからは同業者へも製品を供給する方針だ。チェコ国内だけでなく、ドイツ、オーストリア、クロアチア、スロベニアなど近隣諸国への配送が24時間以内にできるという。ドマジュリツェ近隣に眼鏡レンズ関連企業が多いのも利点だ。
\ドマジュリツェでは躯体工事が終わった段階の築2年の物件を購入し、現在整備を進めている。敷地面積は1万8,000平方メートルで、事業が順調であれば追加投資も考えられるという。
\MPGは傘下に15社を収める。眼鏡レンズを社内で生産するほか、眼鏡フレーム、サングラスをデザインし、世界各地で生産委託している。従業員数は380年で今年の売上高は前年比5%増の7,500万ユーロに増加する見通し。
\来年から世界35カ国で「レッドブル・レーシング」ブランドの眼鏡を展開し、2年以内に売上高で1億ユーロ突破を目指す。
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