2012/12/19

ルーマニア・ブルガリア・その他南東欧・トルコ

三井住友銀、トルコ投資庁と協力協定締結

この記事の要約

三井住友銀行は13日、トルコ投資庁(ISPAT)と両国経済の関係強化に向けて協力協定を結んだ。大型インフラ整備プロジェクトへの融資強化を図るとともに、日本企業の直接投資を支援する。\ 三井住友銀は今年、トルコに駐在員事務 […]

三井住友銀行は13日、トルコ投資庁(ISPAT)と両国経済の関係強化に向けて協力協定を結んだ。大型インフラ整備プロジェクトへの融資強化を図るとともに、日本企業の直接投資を支援する。

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三井住友銀は今年、トルコに駐在員事務所を開設した。トルコ事業を足がかりに近隣諸国での活動を活発化する意向だ。

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今月12日にはボスポラス海峡トンネル事業に対する総額10億ドルの協調融資を成立させた。来年に社会基盤整備プロジェクト融資の重要性が増すとみて、融資機会の拡大を狙っている。

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トルコ投資庁は、今回の協定により、日本企業による高付加価値の戦略投資が増えると期待している。

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トルコに進出している日本企業は140社を超える。トルコ政府は、国民平均年齢の低さ、市場の大きさ、財政の安定、欧州・北アフリカ・中東の間に位置する地の利など、トルコが産業中心地に成長する前提条件を備えていると強調。さらなる投資誘致を狙う。

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日本でもトルコに対する注目は高まっている。東京三菱UFJ銀行は駐在員事務所を現地法人に格上げする計画で、銀行免許を申請した。みずほコーポレート銀行も今年2月に駐在員事務所を開設した。

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2011年のトルコと日本の貿易高は43億米ドルだった。

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