スロバキア景況感が低下している。同国統計局が先ごろ発表した2012年12月の景況感指数は前月比2ポイント減の81.8ポイントとなり、3カ月連続で低下した。これは2009年12月以来で最低の水準だ。前年同月比では7.3ポイント減、1997~2011年の平均値と比べると15.8ポイントも低い。
\10月、11月の産業動向の不振に加え、消費者景況感も悪化し、足を引っ張った。
\製造業信頼感指数は前月比5.7ポイント増のマイナス10ポイントに改善した。今後3カ月の工業生産拡大が見込まれるためだ。
\一方で建設業の信頼感指数は0.5ポイント減のマイナス57ポイントと低下が続いている。
\流通業は前月比0.3ポイント減の5.7ポイント、サービス業は1.3ポイント増の13ポイントだった。
\消費者信頼感指数は11月にいったん改善したが、12月には再び前月比5.8ポイント減のマイナス38.9へ低下した。前年同月は上回ったが、97~11年の平均を大きく下回っている。
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