2013/1/23

ルーマニア・ブルガリア・その他南東欧・トルコ

アルバニアの水力発電所、トルコ企業が買収へ

この記事の要約

アルバニアで行われた小水力発電所の民営化入札をめぐり、同国政府はこのほど、トルコの鉄鋼会社クルム・ホールディングを落札者として正式に認定したと発表した。\ 民営化されるのはUlez(出力25.5MW)、Shkopet(2 […]

アルバニアで行われた小水力発電所の民営化入札をめぐり、同国政府はこのほど、トルコの鉄鋼会社クルム・ホールディングを落札者として正式に認定したと発表した。

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民営化されるのはUlez(出力25.5MW)、Shkopet(24MW)、 Bistrica 1 (22.5MW)、 Bistrica 2 (5MW)の4つの小水力発電所。アルバニア政府は昨年9月にこれらの発電所の民営化入札を実施したが応札企業がなく失敗に終わった。12月に行われた再入札では、UlezとShkopetに4社、Bistrica 1とBistrica 2に7社がそれぞれ応札。クルムはUlezとShkopetに5,770万ユーロ、Bistrica 1とBistrica 2に5,200万ユーロといずれも最高額を提示していた。

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クルムはアルバニア唯一の鉄鋼メーカーで、中部エルバサンで鉄鋼を生産している。アルバニア子会社のカヤ社長はロイターの取材に対し、水力発電所の買収によって電力の安定供給が実現すると指摘。今年の生産量は昨年比20%増の600トンに拡大するとの見通しを示した。

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