2013/1/23

ロシア

ロシア中銀、政策金利据え置き

この記事の要約

ロシア中央銀行は15日の理事会で、主要政策金利であるリファイナンス金利を現行の8.25%に据え置くことを決定した。据え置きは4カ月連続。インフレと景気の両リスクを検討した結果だとしている。預金金利、レポ金利など、その他の […]

ロシア中央銀行は15日の理事会で、主要政策金利であるリファイナンス金利を現行の8.25%に据え置くことを決定した。据え置きは4カ月連続。インフレと景気の両リスクを検討した結果だとしている。預金金利、レポ金利など、その他の政策金利も全て据え置いた。

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ロシアでは主に食品と旅客運賃の値上がりのため、昨年12月から消費者物価指数(CPI)の上昇率がやや加速。1月9日時点の年間インフレ率(推定)は6.8%と、中銀の目標値(5~6%)を依然として上回っており、中銀は、「12月の基礎インフレ率は5.7%に下がったものの、長期にわたって目標値を上回る状況が続けば市場のインフレ期待に悪影響を与える」と強調した。一方、景気の先行きについては特に警戒感は示さなかった。

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