ハンガリーの製薬大手エージスが12日発表した2012年10-12月期(12/13年第1四半期)連結決算の純利益は65億8,700万フォリントで、前年同期から24%増加した。売上高は3%増の31億4,500万フォリントにとどまったが、金融収益が2割増と大きく伸び、大幅増益につながった。4半期ベースで見ると、2011年10~12月期以降、増益基調を維持している。
\輸出売上はユーロベースで前年同期比22%(フォリントベースで13%)増で、売り上げ全体の77%を占めた。主要市場であるロシア・独立国家共同体(CIS)と中東欧でそれぞれ18%、17%の増収を確保した。
\一方、国内売上は71億4,800万フォリントで、20%の減収となった。前年同期の売上高が高水準だったことに加え、2011年秋に導入された医薬品価格・補助金規定により半年ごとに価格引き下げが求められ、売上拡大に重圧をかけている。一部の外国市場でも値下げを余儀なくされ、粗利率は前年同期に比べ0.5パーセントポイント低下した。(100HUF=42.97JPY)
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