2013/2/20

バルト三国

タリン、クルーズ客に人気

この記事の要約

クルーズ・海洋観光業界を専門とする英国の調査会社G.W.ワイルドが昨年実施した調査で、エストニアのタリンを訪れたクルーズ観光客の満足度が非常に高いことがわかった。タリン港では観光客の増加を見込んで、より大型のクルーズ船が […]

クルーズ・海洋観光業界を専門とする英国の調査会社G.W.ワイルドが昨年実施した調査で、エストニアのタリンを訪れたクルーズ観光客の満足度が非常に高いことがわかった。タリン港では観光客の増加を見込んで、より大型のクルーズ船が発着できるふ頭を建設する。今年のクルーズシーズンまでに完工する予定だ。

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調査では「土地の人の親切さ」、「商店・飲食店の店員の親切さ」、「ガイド付きツアー」、「旧所名跡・美術館・博物館」、「ショッピング」、「価格水準」など10項目について満足度を尋ねた。このいずれでもタリンは欧州平均を上回り、総合点は5段階評価で4.18と、欧州平均の3.72に大きく差をつけた。

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観光客がタリンにもたらす経済効果は年間5,100万ユーロで、365人の雇用を生み出しているという。

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昨年タリンを訪れたクルーズ客は44万人だった。今年は48万人への増加が見込まれている。

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調査は欧州クルーズ協議会(ECC)の委託で、昨年6月から9月にかけて行われた。観光客2,923人、クルーズ船乗員761人の回答を分析した。

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