2013/2/20

ロシア

鉄道車両のスタッドラー、ロシアで6.2億ユーロ受注

この記事の要約

スイスの鉄道車両メーカー、スタッドラーがロシア国鉄(RZD)の関連会社であるアエロエクスプレスから2階建て車両112両を受注した。60両の追加発注が可能なオプション契約付きだ。契約規模は250億ルーブル(6億1,800万 […]

スイスの鉄道車両メーカー、スタッドラーがロシア国鉄(RZD)の関連会社であるアエロエクスプレスから2階建て車両112両を受注した。60両の追加発注が可能なオプション契約付きだ。契約規模は250億ルーブル(6億1,800万ユーロ)で、納期は2015~16年となる。

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新しい車両はまず、モスクワ郊外にあるヴヌコヴォ、シェレメチェヴォ、ドモデドヴォの3空港と都心を結ぶ路線に配置する。2016年中には保有車両の全てを新車両に更新する。車両近代化により、運行速度を変えることなく旅客処理能力を40%引き上げる。線路近代化も不要なため、運賃引き上げは限定的なものとなる見通し。

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今回の受注を狙い、仏アルストム、チェコのシュコダも応札していた。

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アエロエクスプレスは近郊電車を運行する。出資比率はRZDが50%、運輸会社トランスグループの関連会社であるデルタ・トランス・インベストが25%、イスカンデル・マフムドフ氏が17.5%、アンドレイ・ボカレフ氏が7.5%。RZDは持ち株の半分に当たる25%をトランスグループに売却する予定だ。

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