2013/3/13

総合・マクロ

ヘンケルの中東欧部門、7.6%の増収

この記事の要約

独化学大手ヘンケルの中東欧事業会社ヘンケルCEEが6日発表した2012年決算の売上高は30億2,400万ユーロとなり、前期比で7.6%増加した。現地通貨建てでは7.4%の増収だった。市場が厳しさを増すなか、ブランド力や消 […]

独化学大手ヘンケルの中東欧事業会社ヘンケルCEEが6日発表した2012年決算の売上高は30億2,400万ユーロとなり、前期比で7.6%増加した。現地通貨建てでは7.4%の増収だった。市場が厳しさを増すなか、ブランド力や消費者向け新商品をばねに販売を伸ばしたほか、建設市場の回復で接着剤などの需要が伸びたことも追い風になったとしている。

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地域別の売上高シェアは、ロシアが36%で最も高く、ポーランド12%、ウクライナ7.5%、オーストリア7.4%がこれに次いだ。現地通貨ベースで最も成長率が高かったのはルーマニア、ロシア、セルビア、トルコ(洗剤部門のみ)だった。

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今期については、景気低迷で需要が更に冷え込むとともに、原料価格の上昇や競争激化で厳しい状況が続くと見込む。

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ヘンケルCEEは中東欧、中央アジア・コーカサス、トルコの32カ国で洗剤、ヘア・ボディケア製品、接着剤の3事業を統括する。中東欧では接着剤と毛染め剤で業界売上第1位、洗剤では第2位につける。2012年の従業員数は本社を置くオーストリアの800人を含めて9,200人。

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ルーマニア・ブルガリア・その他南東欧・トルコ
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