2013/3/13

ポーランド

リース市場、12年は横ばい

この記事の要約

ポーランドのリース業者連合会(ZPL)がこのほど発表した加盟企業の2012年のリース契約額(不動産リースを含む)は前年比0.3%増の312億ズロチ(75億ユーロ)だった。リース企業の営業収益のうちリース契約が占める割合は […]

ポーランドのリース業者連合会(ZPL)がこのほど発表した加盟企業の2012年のリース契約額(不動産リースを含む)は前年比0.3%増の312億ズロチ(75億ユーロ)だった。リース企業の営業収益のうちリース契約が占める割合は86%で、残り14%は貸付業務だった。

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動産リース市場は12年1-3月期に前年同期比11.3%拡大したが、第4-6月期の伸び率は1.4%と急速に鈍化。7-12月期は3%の成長となった。市場関係者によると今年上期は横ばい状態が続き、下期以降は景気の復調に伴い、リース市場に活況が戻ってくる見通しだという。ただ、議会では国際的な自己資本規制「バーゼルIII」に対応するため貸出基準を厳格化する法案を審議しており、成立すればリース業界にも影響が出ると懸念されている。

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リース市場に大きな影響を与える設備投資の動向については、1-9月期は前年同期比4.4%増となったものの、10-12月期は0.4%減少した。市場関係者は、設備投資の低迷もリース企業の伸び悩みの原因のひとつとだと指摘している。

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ルーマニア・ブルガリア・その他南東欧・トルコ
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