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2013/3/20

総合・マクロ

EU労働コスト、10-12月期は1.3%増

この記事の要約

EU統計局ユーロスタットが15日発表したEU27カ国の2012年10-12月期の労働コスト(稼働日数調整済み、名目ベース)上昇率は前年同期比1.3%となり、前の期から0.5ポイント縮小した。データが出そろっている25カ国 […]

EU統計局ユーロスタットが15日発表したEU27カ国の2012年10-12月期の労働コスト(稼働日数調整済み、名目ベース)上昇率は前年同期比1.3%となり、前の期から0.5ポイント縮小した。データが出そろっている25カ国で最も高い伸びとなったのはルーマニア(7.6%増)で、上位5カ国を全て東欧(新規加盟国)が占めた。最も低かったのはスペイン(マイナス3.4%)とスロベニア(マイナス2.1%)で、いずれも前年の水準を下回った(表参照)。

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労働コストの大部分を占める賃金・給与の上昇率は1.4%、非賃金コストの上昇率は1.2%だった。

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産業別では鉱工業が2.6%の上昇。最も高かったのはハンガリー(7.8%)、エストニア(7.7%)、ルーマニア(6.0%)。最も低かったのはマルタ(マイナス4%)、デンマーク(0.5%)、スロベニア(0.9%)。

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建設業は1.2%。最高はエストニア(12.9%)、最低はスロバキア(マイナス8.2%)。

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サービス業は2%。最高はブルガリア(9.1%)、最低はスロベニア(マイナス1.8%)となっている。

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