中・東欧、CIS諸国、ロシアに特化した情報誌

2013/3/20

チェコ・スロバキア

墺アンドリッツ、製紙大手モンディから回収ボイラーなど受注

この記事の要約

オーストリアの紙パルプ製造装置・金属加工機械大手アンドリッツは12日、南アフリカの製紙大手モンディから受注を獲得したと発表した。スロバキア、チェコ、スウェーデンにあるモンディの紙ハルプ工場に回収ボイラーその他の環境関連設 […]

オーストリアの紙パルプ製造装置・金属加工機械大手アンドリッツは12日、南アフリカの製紙大手モンディから受注を獲得したと発表した。スロバキア、チェコ、スウェーデンにあるモンディの紙ハルプ工場に回収ボイラーその他の環境関連設備を納入する。受注総額は公表されていないが、およそ1億ユーロと推定される。

\

スロバキア工場には最新型の回収ボイラーを納入する。回収ボイラーはパルプ製造プロセスで副生する黒液中に含まれるエネルギーを回収するもので、アンドリッツが今回納入する機種は世界で最も効率の高いもののひとつであり、二酸化炭素(CO2)とエネルギーコスト削減に大きく貢献する。モンディはスロバキア工場でエネルギー自給を目指しており、ボイラーは来年末の稼働開始を予定している。また、スウェーデン工場には石灰焼きかまどを、チェコ工場にはティッシュ製造機の主要コンポーネントをそれぞれ納入する。

\