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2013/3/27

ポーランド

中国電工設備総公司、ラファコとの提携に意欲

この記事の要約

ポーランド市場への進出を目指す中国電工設備総公司(CNEEC)は、現地のエンジニアリング企業のラファコ(Rafako)との提携を検討している。発電所の建設事業などで協力したい考えだ。19日付けポーランド紙『ワルシャワ・ヴ […]

ポーランド市場への進出を目指す中国電工設備総公司(CNEEC)は、現地のエンジニアリング企業のラファコ(Rafako)との提携を検討している。発電所の建設事業などで協力したい考えだ。19日付けポーランド紙『ワルシャワ・ヴォイス』が伝えた。

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CNEECは先ごろ、中国海外工程集団(COVEC)とともにポーランド電力大手タウロンのヤヴォジュノ石炭火力発電所建設プロジェクトの入札に参加したが、要求仕様書の不備が原因で失格となった。同プロジェクトは結局、ラファコと地場系建設大手モルトスタル・ワルシャワが落札したが、CNEECは入札結果を不服として公共調達入札における紛争を処理する国家申立機関(KIO)に異議申し立てを行なっている。

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趙若林董事長は記者会見で、「ヤヴォジュノ発電所の入札結果についてどのような判断が下されても、ラファコと協力したいと考えている。ラファコはポーランドの現状を完全に把握している地元企業であり、良い協力関係を築けるだろう」と述べ、ヤヴォジュノ発電所の建設プロジェクトでもラファコに協力する考えを示した。

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