中・東欧、CIS諸国、ロシアに特化した情報誌

2013/4/10

ルーマニア・ブルガリア・その他南東欧・トルコ

住友商事、トルコに農薬販社設立

この記事の要約

住友商事は4日、トルコに農薬販売の新会社を設立したと発表した。同国政府は農業促進政策を推し進めており、確実な市場拡大が見込めると判断した。\ 新会社では主に日本メーカーの除草剤、殺虫剤、殺菌剤などを現地の流通業者・小売店 […]

住友商事は4日、トルコに農薬販売の新会社を設立したと発表した。同国政府は農業促進政策を推し進めており、確実な市場拡大が見込めると判断した。

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新会社では主に日本メーカーの除草剤、殺虫剤、殺菌剤などを現地の流通業者・小売店を通して全国販売する。2016年までに売上高約4,000万米ドル、市場シェア6パーセントを目指す。

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トルコは中東地域を代表する農業国で、耕地面積は国土の40%、就業人口に占める農業の割合は25%に上る。トルコ政府は人口増加や経済成長にともなう国内消費の拡大などを踏まえ、農業関連GDPを2023年までに対10年比2.4倍の1,500億ドル、農産物輸出額を同3.3倍の400億ドルに拡大する目標を掲げる。また、食品産業を輸出産業として育成・強化する方針。同社はこうした事情を受けて、トルコの農薬市場が今後、年3~4%のスピードで成長すると予想している。

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