ロシア鉄道(RZD)は、東シベリアと極東でインフラ投資を強化する。同社が先ごろ極東国家開発委員会に提出した計画書によると、2018年までに総額5,620億ルーブル(140億ユーロ)を投じてこれらの地域の鉄道網を整備する。
\RZDの当初計画では整備費用のうち3,020億ルーブルは自己資金で賄い、残り2,600億ルーブルについては民間からの投資を募ることになっていた。しかしインタファクス通信によると、メドベージェフ首相は政府が2,600億ルーブルを負担する方針を表明している。首相はまた、サハ共和国のヤクーツクとニジニ=ベスチャクを結ぶため、レナ川に鉄道橋を建設する計画の推進に意欲を示している。レナ川鉄道橋の建設構想は1980年代に浮上したものの実現に至っていない。建設費は800億ルーブルが見込まれており、政府は今後、投資家や建設請負業者の選定を進める考えだ。(1RUB=3.12JPY)
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