独ワイヤーハーネス大手レオニは、スロバキア工場に1,400万ユーロを投資して生産を強化する。今夏に独フォルクスワーゲン(VW)の電気自動車(EV)向け製品の生産がスタートするのに備え、最新のテクノロジーを導入し、人員も増強する。
\レオニのジンクマン取締役が現地紙『ホスポダージュスケー・ノビニ』に明らかにしたところによると、スロバキア工場ではEV向けケーブルのほか、データケーブルの生産に力を入れる。VWのスロバキア工場には6月からEV向けコンポーネントの納品を開始し、その後もEV以外のモデルにコンポーネントを提供することが決まっている。レオニのスロバキア工場は、ポルシェとBMWにも製品を供給している。
\業界関係者はこうしたレオニの動きについて、「かつては低コストの組み立て拠点であったスロバキアを高付加価値製品の生産拠点に転換する取り組み」として高く評価している。
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