セルビアでは、公式の経済統計には現れないシャドー・エコノミー(非公式経済)の国内総生産(GDP)に占める割合が30%に上ることが、米国国際開発庁(USAID)の調べでこのほど明らかになった。
\中東欧各国のシャドー・エコノミーの対GDP比を比較すると、セルビアはブルガリアの33.9%の次いで2番目にシャドー・エコノミーの規模が大きかった。最も低かったのはチェコで15.2%だった。
\USAIDの調査に協力したベオグラード大学経済学部のランジェロビッチ氏によると、シャドー・エコノミーは建設業、農業、飲食・宿泊業で目立っている。特に建設業では43%に上り、特に従業員数が5~19人の小規模事業者で顕著に見られるという。
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