中・東欧、CIS諸国、ロシアに特化した情報誌

2013/5/29

CIS諸国

吉利汽車とベルアズの合弁、ロシアでの販売スタート

この記事の要約

ベラルーシのトラック大手ベルアズと中国の自動車大手、吉利汽車の合弁会社であるベルジーは、同社の工場で生産した吉利汽車のモデルを6月からロシア市場でも販売する。ベルジーのアレクセイ・クリチマル販売・サービス部長が23日、記 […]

ベラルーシのトラック大手ベルアズと中国の自動車大手、吉利汽車の合弁会社であるベルジーは、同社の工場で生産した吉利汽車のモデルを6月からロシア市場でも販売する。ベルジーのアレクセイ・クリチマル販売・サービス部長が23日、記者会見で明らかにした。

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吉利汽車の販売網を通して販売するとしている。

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ベルジーはベラルーシ中部のボリソフにある自動車部品メーカー、アフトギドロウシリーチェリの工場内に設けた生産施設で吉利のセダン「SC7」を組み立てている。ベラルーシでは3月から販売を開始し、これまでに約30台を販売した。今年は同国で約700台、来年は2,000~2,500台の販売を見込んでいる。

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生産モデルも増やす計画で、現在はクロスオーバーモデル「EMGrand X7」を小規模生産し、試験を実施している。近く販売を開始する予定で、価格は1万9,000~2万3,000ドルとなる見通し。

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ベルジーにはベルアズが50%、吉利が32.5%、ベラルーシの自動車部品大手BATEと中国企業の合弁会社であるソユーズアフトテフノロギイが17.5%をそれぞれ出資している。

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