ポーランド国立銀行(NBP)は5日、主要政策金利である7日物レファレンス金利を0.25ポイント引き下げ2.75%に設定した。これは史上最低の水準。景気の動きが予想よりも鈍く、インフレ率が大きく低下している状況を踏まえ、利下げを決めた。
\ポーランド経済は昨年、減速傾向が明確化した。今年第1四半期の成長率は輸出と内需の縮小が影響し、前年同期実績を大きく下回る0.5%にとどまっている。
\4月の鉱工業生産高や建設統計、小売売上高、また景況感指数をみても景気不振の継続が見て取れる。インフレ率は0.8%まで低下しており、今後も必要であれば利下げの余地は十分だ。
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