2013/7/3

総合・マクロ

アルバニアが政権交代へ、中道左派が第1党に

この記事の要約

6月23日に投票が行われたアルバニア議会選挙は、中道左派の「欧州アルバニア連合(Alliance for a European Albania)」の得票が57.7%に達し、与党連合「雇用・繁栄・統一連合」に代わって政権に […]

6月23日に投票が行われたアルバニア議会選挙は、中道左派の「欧州アルバニア連合(Alliance for a European Albania)」の得票が57.7%に達し、与党連合「雇用・繁栄・統一連合」に代わって政権に就くことが確定した。投票率は53.5%。中央選管が25日発表した。次期首相には社会党のエディ・ラマ党首が就任する。

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欧州アルバニア連合は、与党連合を率いる民主党が強い北部の選挙区でも最多票を獲得する快進撃をみせ、議会定員140名のうち過半数を大きく上回る84議席を確保した。与党連合は56議席にとどまった。

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ラマ次期首相は大きな変革を公約に掲げた。自らを国家の僕(しもべ)ととらえ、保守派に対しては「今こそ政治的な溝を埋め、アルバニアの将来を考えるとき」と建設的な協働関係の構築を求めた。

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サリ・バシャ首相は25日夕、敗北を認め、9月に民主党党首から退く意向を明らかにした。ただし、政界からは引退せず、議員を引き続き努める。次期党首としては、2011年のティラナ市長選でラマ氏を破って当選したルルジム・バシャ氏が有力視されている。

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欧州連合(EU)では、今回の選挙で大きな違反が見つからなかったことを好意的に受け止めている。

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