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2013/7/31

ハンガリー

ハンガリー中銀、追加利下げ

この記事の要約

ハンガリー国立銀行(MNB)は23日、主要政策金利である14日物預金金利を4%へ0.25ポイント引き下げ、過去最低記録を更新した。利下げは12カ月連続。マトルチ総裁は今後も利下げを継続する方針を示したが、下げ幅やペースは […]

ハンガリー国立銀行(MNB)は23日、主要政策金利である14日物預金金利を4%へ0.25ポイント引き下げ、過去最低記録を更新した。利下げは12カ月連続。マトルチ総裁は今後も利下げを継続する方針を示したが、下げ幅やペースは変わる可能性があると説明した。最終的には3~3.5%まで引き下げることを想定している。

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金融緩和を継続する理由としてマトルチ総裁は、中期的にインフレ率が低水準で推移する見通しであることや、内需が依然として不振なことを挙げた。ハンガリーは低金利と並んで、中小企業向け融資拡大に向けて7,500億フォリント(34億米ドル)を銀行に無利子で貸し付ける政策を進めている。

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中東欧の中央銀行は、欧州債務危機の影響によるユーロ圏の需要低迷で輸出が減少していることを受けて、利下げを進めている。ポーランドは今月、過去最低の2.5%まで引き下げた。ルーマニアも1年ぶりに金利を5%へ引き下げ、過去最低水準に設定した。チェコは昨年11月以来、実質ゼロ金利を継続している。

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