ドイツ特殊印刷大手のギーゼッケ&デプリエント(G&D)は21日、コソボ共和国から電子身分証明書(IDカード)プロジェクトを受注したと発表した。契約金額は公表していない。元請業者としてプロジェクト管理とシステム開発・製造を担当する。
\コソボが導入するIDカードシステムは非接触型で、オンライン上で身分が証明できるほか、法的に有効な契約を結ぶこともできる。
\コソボのレクスヘピ内務相によると、新しいIDカードは欧州連合(EU)が2014年12月までにパスポートへの採用を義務付けている「SACプロトコル」を用いたセキュリティチップを搭載する。
\また、端末・カード間の通信の不正な読み取りを防ぐため、PACEプロトコルを採用する。
\今回のプロジェクトでは、ドイツ連邦造幣局が下請け業者として、指紋認識システムとパーソナライズ処理設備を供給する。
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