チェコ統計局が3日発表した2013年4-6月期の実質国内総生産(GDP)の改定値は前期比0.6%増だった。速報値の0.7%から下方修正されたものの、チェコ経済は四半期ベースで11年第3四半期以来、6四半期ぶりプラスに転じ、1996年の統計開始以来最も長い景気後退局面から脱却した。ただ、前年同期比は1.2%の減少で、速報値の1.3%から下方修正となった。
\項目別に見ると、民間最終消費支出が前期比で0.4%、政府最終消費支出が0.7%それぞれ減少。固定資本形成も0.1%と微減となった。一方、輸出は3.6%、輸入は2.5%それぞれ増加した。
\中銀は13年通年のGDPは前年比1.5%減となり、14年には2.1%増に回復するとの見通しを示している。
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