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2013/10/2

ルーマニア・ブルガリア・その他南東欧・トルコ

ルーマニア政府、ロムガスのIPOを11月に実施

この記事の要約

ルーマニア政府は、国営ガス大手ロムガスの新規株式公開(IPO)11月初旬に実施する。エネルギー部門の民営化を担当する経済省高官が9月19日に明らかにした。\ ロムガスの民営化をめぐってはポンタ首相が先ごろ、政府が保有する […]

ルーマニア政府は、国営ガス大手ロムガスの新規株式公開(IPO)11月初旬に実施する。エネルギー部門の民営化を担当する経済省高官が9月19日に明らかにした。

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ロムガスの民営化をめぐってはポンタ首相が先ごろ、政府が保有する株式のうち15%を売却する意向を表明していた。経済省のドゥミトラスク、エネルギー民営化局局長はロムガスのIPOを実施する理由について、「資金調達よりも透明性を重視した結果だ」と説明。来年にはオルテニア、ヒドロエレクトリカ、エレクトリカの電力会社3社を上場させる方針であることを明らかにした。ロムガスには経済省が85.01%を出資、残りは投資ファンドが有している。

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ルーマニア政府は国際通貨基金(IMF)から予防的のタンドバイ融資を受けるにあたって、主要な国営企業の株式を市場を通じて売却することを求められている。今年はガス会社トランスガスのほか、9月には原子力公社ニュークリアエレクトリカの株式を売却した。

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