中・東欧、CIS諸国、ロシアに特化した情報誌

2013/10/2

ルーマニア・ブルガリア・その他南東欧・トルコ

セルビア、容器包装リサイクル促進

この記事の要約

セルビアの一般廃棄物の排出量は、2009年の237万トンから20年には42%増の338万トンに拡大すると予想されている。国民一人あたりの排出量は0.87キログラムから1.23キログラムに増加する計算だ。同国では一般廃棄物 […]

セルビアの一般廃棄物の排出量は、2009年の237万トンから20年には42%増の338万トンに拡大すると予想されている。国民一人あたりの排出量は0.87キログラムから1.23キログラムに増加する計算だ。同国では一般廃棄物のおよそ3分の1を占める容器包装のリサイクルを促進している。

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環境保護庁のまとめによると、2012年に国内で使用された容器包装は34万5,000トン。内訳は紙・ダンボールが10万5,000トン、プラスチックが8万8,500トン、残りはガラス、木材、金属製だった。容器包装の製造者、容器包装を取り扱う販売業者には法律でリサイクルが義務付けられており、1,306社がリサイクルシステム運営業者と契約を結んでいる。セルビアには現在、セコパック、エコスター・パック、デルタパック、テクノエコパックという4つのリサイクルシステムがあり、昨年は計6万8,000トンの容器包装がリサイクルされた。

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セルビアの一般家庭ではごみの分別が浸透しておらず、リサイクルにも課題が多い。ただ最近は、ヴォイヴォディナ自治州で一部の自治体で資源ごみ専用コンテナの設置が開始され、首都ベオグラードではごみ分別キャンペーンが実施されるなど、リサイクル促進に向けた動きが活発になっている。

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