伊最大手銀行ウニクレディトがポーランド事業を強化する方針だ。ギッツォーニ最高経営責任者(CEO)によると、その一環として、蘭ラボバンクが売却を検討する現地信用金庫BGZに対し、非公式な買収提案を行った。一方、ウクライナ子会社、ウクルソツバンクを売却するかどうかについては、まだ結論が出ていないことを明らかにした。
\ウニクレディトはすでにペカオ銀行への出資を通じてポーランド市場に参入しており、収益力強化に向けて同国事業の拡大を狙っている。一方、ラボバンクは今年6月にBGZを売却する可能性を明らかにした。同行の時価は10億米ドルと推定される。
\BGZ取得にはウニクレディトのほか、フランスのクレディ・アグリコル(CA)、BNPパリバ、蘭ING、ポーランドのゲティン・ノブレ・バンクも関心があるとみられている。
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