2013/10/30

ポーランド

東芝、ポーランド液晶テレビ工場を仁宝電脳に売却

この記事の要約

東芝は28日、ポーランドの液晶テレビ工場を台湾同業の仁宝電脳工業(コンパル)に売却すると発表した。映像事業を再編して黒字化を図る戦略の一環。コンパルの発表によれば、取引金額は2億2,500万米ドルに上る。競争当局の審査を […]

東芝は28日、ポーランドの液晶テレビ工場を台湾同業の仁宝電脳工業(コンパル)に売却すると発表した。映像事業を再編して黒字化を図る戦略の一環。コンパルの発表によれば、取引金額は2億2,500万米ドルに上る。競争当局の審査を経て年内の手続き完了を見込む。

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売却されるのは東芝が2006年に設立した東芝テレビ中欧(TTCE)。ヴロツワフに近いコビエジツェに拠点を置き、年産能力は100万台に上る。従業員数は約700人。

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東芝は全体として業績が改善する中、テレビ事業などが含まれるデジタルプロダクツ部門で赤字が続いている。9月末には映像事業再編計画として、国外生産縮小と生産委託比率拡大などの実施を予告していた。

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仁宝電脳とは、ノートパソコンや液晶テレビの供給で取引があり、今後も欧州向けではTTCEに製品供給を委託する方針だ。

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