2013/10/30

ポーランド

PKPカーゴがIPO、調達額は14億ズロチ超見込む

この記事の要約

ポーランドの鉄道貨物最大手PKPカーゴは23日、新規株式公開(IPO)にともなう株式の公開価格を68ズロチに設定したことを明らかにした。親会社であるポーランド国鉄PKPが保有する発行済み株式の最大50%マイナス1株を放出 […]

ポーランドの鉄道貨物最大手PKPカーゴは23日、新規株式公開(IPO)にともなう株式の公開価格を68ズロチに設定したことを明らかにした。親会社であるポーランド国鉄PKPが保有する発行済み株式の最大50%マイナス1株を放出するもので、資金調達額は14億2,300万ズロチになる見通し。ワルシャワ証券取引所で今年行われるIPOとしては最大規模となる。30日に初取引が行われる。

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PKPはPKPカーゴのIPOで調達した資金を債務削減と投資資金の確保に充てる。ロイター通信がPKPの確認情報として報じたところによると、応募は順調で、23日時点で募集枠をやや下回る約2,093万株の引き合いがあった。機関投資家が83%を占める。欧州復興開発銀行(EBRD)は5~7.5%の出資シェアを確保する意向を表明していたが、結果はまだ明らかにしていない。

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PKPカーゴの発表によると、輸送量ベースの貨物輸送市場シェアは国内が60.3%。欧州でのシェアは8.5%で、ドイツ鉄道に次ぎ第2位につける。昨年の業績は売上高が52億ズロチ、純利益が2億6,700万ズロチだった。

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(1PLN=32.22JPY)

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