2013/11/13

CIS諸国

トルクメニスタンの繊維産業、20年までの投資必要額10億ドル

この記事の要約

世界有数の綿花生産国であるトルクメニスタンでは、繊維・衣料品が石油天然ガスと並ぶ重要産業となっている。同国の繊維産業は今後も高い成長率が見込まれており、2020年までに10億米ドルの設備投資が必要となるとの見方もある。\ […]

世界有数の綿花生産国であるトルクメニスタンでは、繊維・衣料品が石油天然ガスと並ぶ重要産業となっている。同国の繊維産業は今後も高い成長率が見込まれており、2020年までに10億米ドルの設備投資が必要となるとの見方もある。

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繊維産業省のまとめによると、繊維・衣料品産業の年間売上高は3億8,000万ドル。国内で操業する繊維・衣料品業者は74社あり、このうち32社がテキスタイルの総合メーカー、綿紡績、織布工場、17社が衣料品工場、7社が絹織物メーカー、2社がウール加工メーカー、3社がニットその他の衣料品メーカーとなっている。これらの業者は外国から生産設備を導入しており、設備を提供しているメーカーには、リーター(スイス)、トルツシュラー、シュラーフホルスト、ツィンザー、テロット(ドイツ)、ムラテック、津田駒(日本)、マルゾーリ、ソメット、ヴァマテックス(イタリア)、ピカノル(ベルギー)などがある。

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同国の繊維製品の年間生産能力は、紡績糸が17万7,000トン、綿布が1億8,600万平方メートル、ニット生地が1万1,000トン、テリー織物が720万トン、ニットウエアと衣料品が8,000万着となっている。繊維製品の70~80%は輸出向けで、主な仕向先は米国、カナダ、ドイツ、ロシア、英国、イタリア、トルコ、中国など。最終製品の大口購入者にはイケア、プーマ、ベルシュカ、ノーティカ、サラリー、ウォルマート、ポロ、リーバイス、ラングラー、H&M、JCペニーといった大手企業が名を連ねる。

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