ソチ冬季五輪の開幕まで3カ月を切った8日、モスクワ地下鉄に「スクワット券売機」がお目見えした。ロシア・オリンピック委員会(ROC)が企画したもので、2分以内に30回スクワットできれば片道乗車券(30ルーブル=約70ユーロセント)がもらえる仕組みだ。
\設置されたのはモスクワ国際ビジネスセンター(モスクワシティ)の地下にあるヴィスタヴォチナヤ駅(旧デロヴォイ・センター駅)。オープンセレモニーに出席したシドニー五輪の体操競技金メダリスト、エレーナ・ザモロドチコワさん(31)は33秒で楽々、乗車券を手にした。
\ROCのジュコフ委員長は「オリンピックは、テレビで国際試合を観戦するだけでなく、誰もが健康なライフスタイルを取り入れられることを示す機会」と企画の意図を話している。このほかにも、バスのつり革を筋トレ用ゴムバンドに代えたり、こぐと携帯電話に充電できる自転車を街中で提供したりすることを予定している。
\スクワット券売機の利用は12月3日まで。通勤時に朝夕2回続ければ、確かに足腰がしまりそうだ。
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