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2013/12/4

バルト三国

ラトビア国鉄、電車リース入札を公示

この記事の要約

ラトビアの国営鉄道会社パッサジエル・ヴィリシエン(PV)は11月27日、電車リース契約の入札を公示した。応札の締め切りは1月27日で、最低応札価格を提示した業者に発注する。リース期間は15年間。購入するより安く調達でき、 […]

ラトビアの国営鉄道会社パッサジエル・ヴィリシエン(PV)は11月27日、電車リース契約の入札を公示した。応札の締め切りは1月27日で、最低応札価格を提示した業者に発注する。リース期間は15年間。購入するより安く調達でき、メンテナンス費用の大幅削減にもつながるとみている。

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PVのビルクマニス社長によると、調達する電車の本数は25~45編成を計画しているが、最終的にはリース料率と乗客輸送能力を考慮して決定する。東欧経済ニュースサイト『Nov-ost.info』によると、電車1本あたりの年間リース料は4両編成の場合で22~23万ラッツを想定する。リース期間満了後は残存価値で購入する方針だ。

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PVは、保有電車が平均年齢25年と高齢化し、現状の環境基準に合致していないうえ快適性も劣るため、大規模な刷新を計画。2012年4月にスペインのCAFと電車の購入契約を交わしたが、契約内容変更を巡り関係が悪化。PVが一方的に交渉を打ち切ったことから、CAFは国際司法裁判所への提訴を検討しているとみられる。

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(1LVL=198.00JPY)

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