オーストリアのパーティクルボード・メーカーであるエッガーがルーマニアで建設していたバイオマス発電所が完成した。既存工場に併設する形で、発電所から得られる電力と熱を工場で利用する。
\発電所は北東部のスチャヴァに近いラダウツィ工場に建設された。工場で出る木材系廃棄物を燃料に用いる。投資額は3,500万ユーロ。出力83メガワットはこの種の設備としてルーマニア最大という。
\ルーマニア木材加工業界はオーストリア企業が圧倒的に強い。エッガーのほか、シュヴァイクホーファーやクロノシュパンも同国で事業を展開している。
\エッガーは2013年4月期決算で連結売上高が初めて20億ユーロを突破した。このうち、ルーマニアで2億ユーロ弱を計上している。
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