2014/1/15

ルーマニア・ブルガリア・その他南東欧・トルコ

ルクオイルのブルガリア子会社、製油所増強の融資確保

この記事の要約

ルクオイルのブルガリア子会社ルクオイル・ネフトヒム・ブルガスは、黒海沿岸ブルガスの製油所を近代化するプロジェクトの推進に向けて、海外5銀行から総額5億7,000万ユーロの融資を取り付けた。融資期間は10年間で、イタリア輸 […]

ルクオイルのブルガリア子会社ルクオイル・ネフトヒム・ブルガスは、黒海沿岸ブルガスの製油所を近代化するプロジェクトの推進に向けて、海外5銀行から総額5億7,000万ユーロの融資を取り付けた。融資期間は10年間で、イタリア輸出信用保険機関が95%を、残りはソシエテ・ジェネラル、INGバンク、BNPパリバ、ウニクレディトがそれぞれ提供する。

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近代化プロジェクトは、ハイドロクラッカー(水素化分解設備)の設置などを内容とする。完了すれば、ルクオイル・ネフトヒム・ブルガスは現在行っている高硫黄燃料油の生産を停止するとともに、欧州排ガス規制ユーロ5に対応するディーゼル燃料の生産量を年間120万トン拡大することが可能になる。ハイドロクラッカーは250万トンの処理能力を持ち、2015年1月から試運転を開始する予定だ。

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