2014/1/22

チェコ・スロバキア

チェコで会社設立規定が緩和、1コルナから設立可能に

この記事の要約

チェコでは今年1月1日に新民法が施行され、これに伴い新会社法も発効した。最低資本金が引き下げられたほか、株主数を最大50人とする規定が廃止され、会社代表者や出資金の拠出方法などに関する規定も緩和された。\ 新会社法によっ […]

チェコでは今年1月1日に新民法が施行され、これに伴い新会社法も発効した。最低資本金が引き下げられたほか、株主数を最大50人とする規定が廃止され、会社代表者や出資金の拠出方法などに関する規定も緩和された。

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新会社法によって、資本金のハードルが大きく引き下げられ、1コルナで有限会社を設立できるようになった。従来の規定では最低2万コルナの資本金が必要だったが、資金力の弱い起業家でも会社を設立できるようになり、創業が活発化するとの期待が強まっている。

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規定緩和の背景には、資本金が経営悪化で食いつぶされ、債権者にとって保証としての役割を果たさなくなってきたことがある。中小企業連合のシェイヒ会長はチェコ国営ラジオのインタビューで、規定緩和を歓迎する一方で、債権者を保護する新しい手段が必要と指摘した。今後、債権者が融資先の経営状態をより詳細に監視する必要があるのは確かだ。(1CZK=5.13JPY)

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