モンテネグロ政府は、中国の道路建設会社、中国路橋工程有限責任公司(CRBC)との間で高速道路の設計・建設に関する契約を結んだ。ブラヨビッチ運輸相が1日、記者会見で明らかにした。
CRBCは、アドリア海沿岸のバールとセルビア国境を結ぶ総延長169キロメートルの高速道路のうち、ポドゴリツァ~マテシェヴォ区間(42キロメートル)の建設を担当する。着工時期など具体的な工事日程は明らかにされていない。建設費用1億2,100万ユーロの一部は、中国輸出入銀行からの借り入れで賄う予定だ。ブラヨビッチ運輸相は、中国輸出入銀行との借り入れ合意と高速道路の建設に必要となる高速道路法の成立は今春までに完了するとの見通しを示した。
バールとセルビア国境を結ぶ高速道路はモンテネグロ最大のインフラ事業だが、パートナー企業探しが難航し実現が遅れていた。