2014/2/12

ロシア

東芝、ロシアの変圧器工場が生産開始

この記事の要約

東芝は7日、露パワーマシーンズとの合弁会社である東芝パワーマシーン変圧器(PMTT)がサンクトペテルブルク市に建設した電力用変圧器工場が生産を開始したと発表した。同国では老朽化した発電所の更新需要が高まっており、東芝は顧 […]

東芝は7日、露パワーマシーンズとの合弁会社である東芝パワーマシーン変圧器(PMTT)がサンクトペテルブルク市に建設した電力用変圧器工場が生産を開始したと発表した。同国では老朽化した発電所の更新需要が高まっており、東芝は顧客のニーズに柔軟に対応して市場を開拓していく。

新工場の建屋面積は2万2,000平方メートルで、電圧110~750kV、容量25~630MVAの変圧器と三相変圧器、500~750kVの分路レアクトルを生産する。工場には最新の設備が投入されており、建設費用は55億ルーブル(約160億円)に上る。

東芝によると、ロシアと周辺国の変圧器市場は老朽化した発電インフラの近代化需要に支えられ、2015年には約3,000億円規模に拡大する見通し。同社はPMTTを通して同地域の変圧器事業を推進するとともに、送変電・配電機器のグローバル供給体制を強化したい考えだ。